
写真を整理していると思いがけない出会いにびっくりする事があります。そこに立っている紛れもない自分。当時目にした景色やそこに在る背景、今に至るまでのストーリがポンポンと頭を過ります。この後あーなってこーなってそしてこーなって、、、。どんな過去よりも少しづつは成長したいと思っていますし、今の自分は常にそう在ると信じています。その為には日々何かに向かっていないと怠けてしまいます。少なくとも自分はそう言うタイプなのでどんな事でもコツコツと緩い傾斜の登り坂を歩きつづける様な毎日を過ごす事が大切だと思っています。頑張って1回成し遂げる!よりちょっと努力して習慣にしてみよう!ってな感じでしょうか。習慣がその人を、生活をカタチどる。そんな当たり前ですっごく大切な事に気づいた28歳はリアルですね。写真は2010年秋、フリークライミングのメッカ、山梨県は小川山の岩壁です。4ピッチ目のトラバースを前に一瞬怯んだ表情をガイドに撮影された一枚。カラビナが岩面をカラカラと擦る音、肌寒い秋の乾いた風、落ちても大丈夫なんじゃないかと思うほど鮮やかに色づいた落葉松のじゅうたん。あの恐怖と高揚に耐えながらわずかなクラックに傷だらけの手をねじ込んだ当時の自分が今も背中を押してくる様な気がしてなりません。力強くかつ冷静に、生きる為の活力と上手く付き合いながら自分なりの生活を築いていきたいものです。ストーブで暖まった部屋と沸いたやかんのことこと音が心地よいからでしょうか。今夜は頭がなめらかで穏やかです。
photo:Mt.ogawa 2010