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白菜×120株植えました。自転車しか乗れないばーちゃんは苗を山の上にある畑まで運ぶだけでも家から3往復しないといけません。孫の帰りを待っていたようです。ばーちゃんを助手席に乗せて軽トラで畑に着くと、後は植えるだけと言わんばかりの奇麗なウネ。「今晩から雨降るよってに今植えると根ぇがつきやすいで助かるわぁー」。地道に確実なモノ作りをしています。段取りと心意気が美しいです。冬の鍋に白菜が入るのがこんなに微笑ましいことやったとは・・・。ばーちゃんを見とると、ボチボチさと丁寧さと謙虚さがなんとも言えないです。

小さなお家を載せたリヤカーを轢く旅人を国道で発見したのは10日ほど前の事。トタン屋根の動く小屋にボッサボサのドレッド頭にガンジャ柄のシャツ。年齢不詳ラスタの名前は”ROOTS MAN 究(きわむ)”。分かりやすすぎます。台風も近いし、どー考えても面白そうなので困ったら連絡しなーとだけ言って住所と番号を渡しておきました。 その後音沙汰も無くそんな出来事すら忘れかけていた昨夜の事です。家を空けた間に母親から電話があり、「東京からあんたの友達が来たよー」と言う。まさかと思い一旦家に戻るとROOTS MANが親父と酒を酌み交わしている始末。彼を連れて友人宅のバースディパーティーに参加しました。旅人はおもしろい事への嗅覚がずば抜けています。それで生きています。そんな旅する風と出会えた事、通り道として自分たちの日常とリンクした事が嬉しく、また自分がお世話になった人たちへ出来る唯一の恩返しだと思ってつい招いてしまいます。お世話になったあの人が言っていました。「旅で自分が世話になった人に恩返しはできなくても、自分ができる事を今度はしてあげればそれが恩を返す事になり、旅の巡りになるんだ。」 今朝、旅の自由を邪魔したくなかったので「今晩も泊ってくならテキトーにしてええよ」とだけ言って彼を部屋に残し仕事に行きました。そしてさきほど帰宅したらダンボール片に残されていた彼のメッセージ。二十歳のラスタは経ったようです。ニクすぎる足跡を残して。 よい旅を。