2.24.2011

木に恋をする人


「長く山に入っとるとなぁ、気づいたら恋してしもとる木があんねん」
「しかも俺みたいな浮気性はなぁ、夢中になれる木って奴もころころ変わってしまいよる」
林道を一緒に歩きながら次々に出会う樹木の名前や性格を紹介してくれる森の番人に
「一番好きな木は何ですか?」と聞くと笑顔でそう話してくれました。

「木に堅でカシやろ、カシはカタイ。漢字を考えた人はえらいもんや」
「じゃあ魚に堅でカツオ。でもカツオの身は柔らかいのになんでやろって考えたんや」
「多分漢字考えたんは山の人で鰹節しか食うた事なかったんちゃうやろか」
番人と歩く森は景色と図鑑と絵本と夢を行き来しているみたいです。

「ヒメシャラなんて、名前もフォルムも色気あっていいんちがいますか?」 と聞くと
「あー、あいつにはハマったのぅ、なかなか抜け出せんだ」
「気をつけろよー」

花を見た時にそれを花と見るか、花を見た時にそれを色、形と見るかなんて事を
本で読んだ事があります。
彼には森がどんな風に見えているのか分かりませんがキョロキョロしながらおもしろい事を探す
少年みたいな目でいつも言います。
「自然にはぜーんぶ意味がある。おもろいのぅ」

写真は6月の大台ケ原。
美しいブナ林です。

2.19.2011

朝、ビューポイントにて


晴れた9時の古ガ丸山。
檜原橋を自転車で渡りなが下流に目をやると1日の始まりが鼻歌まじりになります。
その鋭いピークは1200mに満たないのが以外なくらいに存在感がある山です。
ますます山は高さじゃない!知名度じゃない!
すばらしいと思える無名峰が豊富なこの地域の遊び場は無限大。

2.13.2011

カッコよくないと


「カッコよくないとダメだからなぁ」 当然のように話していたあの人の声、トーン、空気感が
今も自分に何かを訴えかける様に鮮明にこびりついている。くれている。

ありがたい事にものごとを考える時、あの人やったら今何て言うかな、どうするかなぁ
なんて思える心の師匠、それは大袈裟だとしても自分が心より従じたいと思える
人物との出会いが今までにありました。憧れられる人生の先輩方です。
カッコよくなんかなくてももっと大事な事があると思っていたし、
むしろカッコいいことはカッコ悪い事やと思いたい時もあった。
けど最近、やっぱりカッコいい事は毎日を丁寧に暮らす事に繋がるように思えてなりません。
そんな自分はとうの昔に捨て去った気がしていたのに毎日を充実した暮らしとして全うする時、
カッコよい事は美しく、難しい、それゆえに自己を磨き続けていかなければならん!
とある人はからかうような目で、今の自分にそう教えてくれている気がします。

カッコいい事をチョイスするのも創めるのも継続するのも生み出すのも難しい。
じゃあカッコよく成り、あり続ける為には・・・
大事なのはそれに極みを持って追求し変化を受け入れ命を磨き続けるその姿勢か。

美しい!
夜は頭が回る回る見並でした。

2.12.2011

低気圧通過中


2月11日 迷岳林道 -2℃ 11:00am

2.08.2011

2月の小春日和に。

その名の通り近寄りがたい山。迷岳の尾根には船底形状と言う窪地がいくつも存在します。
見通しが良い分風が吹きぬける、そんな尾根のお約束もここでは通用しません。
プールの大きさくらいでしょうか、窪地に立つと風は止み、静かな落葉樹林の静寂に耳を澄ませば
鳥のさえずりが聞こえてきます。
所々で存在感を放っているのはブナの大木。
真っ白い雪の下には落ち葉のじゅうたんが雪解けを待っている。
新雪とまでは言えないフカフカの雪もいいですが、落ち葉のフカフカはもっと柔らかかったような。
迷いやすい迷岳の、更にルートを外れた獣道を熟知した者だけが味わえる極上の贅沢!
Mt.mayoi 2011