8.27.2011

波佐見の思い出と今

クタクタになった両足を引きずり、アキレス腱に痛みを感じながらも峠を3つほど越え、ようやく長崎市内を抜けたのは午前4時。国道沿いにある自動車屋の軒先で泥のように寝袋にもぐりこんだ。2007年の11月やったと思います。寝つけもしないまま寒さで全身の震えが止まらず駆け込んだファミレス。スープバーで体を温めたら3時間ほどソファーに横たわっていたような気がします。左手に大村湾を眺めながら大した目的地はないものの「今日の目安は佐世保かなー」くらいの感じで親指立てて車を停めたり、遠くの岬を目的に歩いたり、ここ1ヶ月の暮らしと何ら変わりのない午後が急にドラマ仕立てになったのはmooksに出会えたからでした。焼き物の町・長崎県 波佐見にあるカフェ。monne legui mooks(モンネ ルギ ムック)。その日はギターパンダこと山川のりおさんのライブがあったようで自分が迷い込んだ時には既に打ち上げ真っ最中でした。忌野清志郎、甲本ヒロトさんと共に活動したのりおさんにはコアなファンが多いよう。「旅人も食ってけー」くらいの勢いでmooksの皆さんにお世話になった記憶は鮮明に残っています。呑んで呑んでオーナ宅に何人かで転がりこんでコタツで寝て、次の日はどこかの温泉へみんなで行ったような。「出会いに感謝」やとか「お世話になりました」とか堅い握手を交わしmooksを去りました。旅の1ページの大事なほんの1行です。この先長崎へ行く事があったらmooksへは立ち寄ったと思います。「あの時お世話になった者です」とは言えたかなー。
あれから4年。
急な休暇に思いつきで訪れた奈良県。車を降りて歩き出した自分を追いかけてくるようにワゴンから駆け寄る男性。「ミナミ君!?」見覚えのある笑顔と髭面はあの時のままの岡ちゃんでした。mooksの大将です。他にも懐かしいスタッフの顔。あれから一度も連絡すらとっていないのに覚えてくれているなんてびっくりですがそれ以上にこんなタイミングってあるんですね。偶然こんな所でばったり。何かの力を感じずにはいられない感動をありがとう! 心の旅は続いています。
monne legui mooks >
http://mooks.jp/
photo:mooks 2007

8.19.2011

小学1年生の夏休み

おとうさんと、いっしょに、ぷうるにいって、いっぱい、およいで、あそんだよ。
おともだちと、いっしょにおよいだよ。

おかあさんと、いっしょに、はやしらいすをつくったよ。わたしは、きゅうりとぴいまんとにんじんとたまんねぎをきったよなみだがでた。

小学1年生になる姪っ子の絵日記。夏休みの宿題のチェックが日課になりつつあるこの頃です。

早朝のラジオ体操の後は空き地でサッカー。トムとジェリーを観てプールに入ったら昼寝をしてクワガタ取り。あの頃とあんまり変わってないなーなんて思う28の夏。 甥や姪から見るおじさんはどんなんなんやろー。最近は紙で作ったペラペラのハンバーガーをくれました。きっと愛されてます。

8.09.2011

28th Birthday

酔い酔いで気分良い中、海へ連れて行かれたと思ったらサプライズで誕生日を祝ってもらえました。
形にしてもらえるって幸せすぎます。28歳、思ってたんとちがう!やけど思ってたんよりええ!って思てます。みなみなさまのおかげ様。ありがとーう!

8.05.2011

2006年8月6日

駒大付属苫小牧高校が早稲田実業と決勝再試合となり甲子園が沸いた夏。2006年の事です。誕生日におやじさんが牧場のあるサロベツから250キロも離れた北竜町まで向日葵を見に連れてってくれました。種が上にのったヒマワリソフトクリームを食べたよーな気がします。夏になるとよく目にする北海道の旅番組。そのたび思い出す国道275号線と言う道。最北の街稚内から旭川にのびる、道北を南下する国道40号から分岐する峠道だったと思います。観光客向け見所満載ルートでも民家が立ち並ぶ生活路でもない、ただ原生林と小川、そして次のスタンドはいつあるんかなーなんて焦りだした頃に現れる小さな小さな町。音威子府(おといねっぷ)って響きで覚えた町も、何が住んでてもおかしくなさそうな深い緑の朱鞠内湖(しゅまりないこ)も、通るたびにドライブインでコロッケを食べた美深や日本最低気温を記録した母子里をも通す275号線。絶景スポットや名ドライブコース揃いの北海道でも思い出すのは何故か決まってあの景色たちです。牧場を離れて南下を始めた日。「自由や!」「やっと自由や!」ってものすごい開放感で豊かな自然に飛び出した記憶がそうさせるのでしょうか。それとも向日葵帰り、今は亡き牧場のおやじさんと道沿いの蕎麦屋に入ったあの記憶でしょうか。275を通って牧場に戻る途中に見た霧に包まれた神秘のサロベツ原野。8月6日の事でした。ボロボロになった北海道地図と当時の日記が今でも旅に導いてくれます。

photo: Hokkaido 2006