3.06.2011


キーホルダーサイズ。 
17:30PM 秘密の渓谷にて

3.02.2011

斧のお話し


先日、見るからに手入れのいき届いた斧を丁寧に扱う方がいて、こんな事を話してくれました。

伝統的な日本の斧の刃には裏表三本、四本の線があり、それらにはちゃんと意味がある。
三本線はミキ(御神酒)を表し、
四本線は大地、太陽、水、風の神を表していると言うのです。

日本人は昔から自然に大変敬意を祓いながら生きてきたと聞きます。
山や海で働く人たちの意識はより高く、それぞれの場所には今でも神が祭ってある祠を目にします。
斧の使い手は一本の木を切り倒す為にお供えの意をこめて拝むべきなのでしょう。
魂のこもった仕事道具、丁寧で美しいと思いました。

おばあちゃんに農機具小屋の奥から斧を出してもらいました。
我が家はそこそこ古くからの農家なので、たいていの道具は揃っているし、
10年前に亡くなったじーちゃんが大きな斧で薪割りをしていた記憶が微かにあります。

しばらく眠っていたウチの斧には、ちゃんと線が三本、四本。
柄の焼印、まる久はヒイ爺さんのさらにお父さんが久吉だった事から成る印だそうです。

磨いて大事にしたい。
地と太陽と水と風を想って一緒に森へ出かけたい。
そんな相棒を見つけたような心躍る出会いでした。